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畜産環境関係事業 研究開発関係事業
家畜排せつ物利用促進等技術開発普及事業(平成19~21年)

事業の目的

家畜排せつ物については、家畜排せつ物法の施行に伴いほぼ適正に処理されているものの、地域によっては堆肥の需給不均衡等が生じており、堆肥の利用拡大のための技術開発をはじめとする環境への負担軽減のための技術開発等が求められている。

「家畜排せつ物の利用の促進を図るための基本方針」においても、技術開発の促進として、堆肥の肥効特性を考慮した肥培管理に関する技術、ニーズに即した堆肥の生産技術、排せつ物中の窒素含有量の低減技術、堆肥化の過程で発生する悪臭の原因となる物質の量を低減する技術等が求められている。このため、以下の技術開発に取り組む。

事業の内容

  1. 堆肥の利用拡大のための技術開発普及

    堆肥を連用した土壌中の可給態窒素の簡易推定法の開発を行い、土壌中の可給態養分量及び堆肥の肥効評価に基づいて化学肥料との調整施肥量の設計基準の作成及び堆肥の土壌改良効果面からの施用基準を作成する。また、堆肥化過程で発生するアンモニアを硝酸アンモニウムとして回収・添加する高品質堆肥製造技術の開発実証を行う。

  2. 環境負荷低減技術の実証普及

    ふん尿中に含まれる窒素等を低減するため、肥育豚に対するアミノ酸含量調整飼料を給与する現地試験を実施し、汚水処理コストの低減及び畜舎内臭気の低減に関する効果を実証する。

  3. 畜産環境技術情報の提供事業

    環境負荷低減技術及びその技術を利用した製品について検証し新技術・新製品情報としてHP上で提供するとともに、畜産環境技術に関する文献情報のデータベースを構築し、インターネットを通じて提供する。

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